
楽天市場の商品名で売上は変わる
「商品名を変更しただけでアクセスが増えた。」
これは決して珍しい話ではありません。
楽天市場では、お客様の多くが検索窓から商品を探します。
つまり、商品名は店舗の「入口」です。
どれだけ品質の良い商品でも、お客様に見つけてもらえなければ購入にはつながりません。
逆に、検索意図に合った商品名を設定することで、検索結果への表示機会が増え、クリック率や売上の改善につながるケースも少なくありません。
しかし、実際の店舗を見ていると、
・商品の特徴より会社名を前に書いている
・検索されない専門用語ばかり使っている
・キーワードを詰め込みすぎて読みにくい
といった商品名を多く見かけます。
楽天市場SEOでは、「検索されること」と「クリックされること」の両方を意識した商品名づくりが重要です。
本記事では、楽天市場出身のECコンサルタントとして数多くの店舗支援を行ってきた経験をもとに、「検索される商品名」と「売れる商品名」を作るための考え方をご紹介します。
商品名は楽天市場SEOのスタート地点
楽天市場SEOについてご相談をいただくと、多くの店舗様が「SEO=商品名」と考えています。
確かに商品名は重要な要素ですが、それだけではありません。
現在の楽天市場では、
・商品情報
・カテゴリ設定
・レビュー
・クリック率
・購入率
・販売実績
なども総合的に評価されると考えられています。
しかし、お客様が検索したキーワードと商品を結び付ける役割を担っているのは、やはり商品名です。
そのため、商品名の設計はSEO対策の第一歩と言えるでしょう。
商品名は「検索キーワード」を翻訳する役割
例えば、お客様が検索するキーワードは、
「プロテイン」
だけではありません。
・女性 プロテイン
・ホエイプロテイン
・ダイエット プロテイン
・無添加 プロテイン
・高たんぱく プロテイン
など、目的によって検索ワードは大きく異なります。
商品名は、こうした検索意図を正しく反映することが重要です。
店舗が伝えたい言葉ではなく、お客様が検索する言葉を優先することが、楽天市場SEOの基本になります。
売れている店舗の商品名には共通点がある
売上を伸ばしている店舗の商品名を分析すると、いくつかの共通点があります。
一つ目は、「商品の特徴」がすぐに伝わることです。
例えば、
「高たんぱく」
「無添加」
「国産」
「軽量」
「防水」
など、お客様が購入時に重視するポイントが商品名に自然に含まれています。
二つ目は、「誰に向けた商品か」が分かることです。
「女性向け」
「子ども用」
「初心者向け」
「業務用」
など、ターゲットが明確になることでクリック率が向上するケースがあります。
三つ目は、「読みやすさ」です。
検索キーワードを詰め込みすぎると、お客様にとって分かりづらい商品名になってしまいます。
楽天市場SEOは検索エンジンだけではなく、「人」が読むことを前提に考える必要があります。
キーワードは「多ければ良い」わけではない
以前は、できるだけ多くのキーワードを商品名へ入れることが推奨される時代もありました。
しかし現在では、過剰なキーワードの羅列はクリック率を下げる要因になることがあります。
例えば、
【送料無料】【ランキング1位】【人気】【SALE】【激安】【最安値】
といった装飾ばかりの商品名は、本当に伝えたい商品の魅力が埋もれてしまいます。
お客様は「探している商品かどうか」を数秒で判断しています。
だからこそ、
・検索される言葉
・商品の特徴
・購入メリット
を分かりやすく伝えることが重要です。
検索順位だけでなく、「クリックされる商品名」を意識することが、売上アップへの第一歩となります。
検索される・売れる商品名を作る7つの法則
ここからは、実際のコンサルティング現場でも取り入れている「商品名づくりの7つの法則」をご紹介します。
これらは特別なテクニックではありません。しかし、多くの成果を上げている店舗が共通して実践している基本でもあります。
① 最も重要な検索キーワードは前半に配置する
楽天市場では、商品名の冒頭に配置されたキーワードは、お客様の目にも入りやすく、検索結果でも認識されやすくなります。
例えば、
改善前
○○ショップオリジナル 無添加プロテイン 1kg
改善後
無添加プロテイン 1kg 女性向け 高たんぱく ○○ショップ
お客様は「どこのショップの商品か」よりも、「探している商品かどうか」を最初に判断しています。
まずは検索キーワードを優先し、その後にブランド名や店舗名を配置するのがおすすめです。
② お客様が検索する言葉を使う
店舗側では当たり前に使っている専門用語でも、お客様には伝わらないことがあります。
例えば、
- 「低分子コラーゲン」より「飲むコラーゲン」
- 「ポータブル蓄電装置」より「ポータブル電源」
- 「折りたたみ携帯端末」より「折りたたみスマホ」
というように、検索されやすい表現を選ぶことが重要です。
検索キーワードは、自社の視点ではなく「お客様の言葉」で考えましょう。
③ 特徴・メリットを明確にする
商品名には、「何が違う商品なのか」が伝わる情報を含めましょう。
例えば、
- 国産
- 無添加
- 防水
- 超軽量
- 大容量
- 送料無料
- ギフト対応
など、お客様が比較するときの判断材料になる情報です。
ただし、情報を詰め込みすぎると読みにくくなるため、優先順位を付けて整理することがポイントです。
④ 記号や装飾の使いすぎに注意する
以前は、
【楽天ランキング1位】
★送料無料★
\SALE開催中/
といった装飾が多く見られました。
しかし現在は、こうした記号が多すぎる商品名は、かえって読みづらくなり、クリック率を下げる可能性があります。
必要最低限の装飾に留め、商品そのものの魅力が伝わる構成を意識しましょう。
⑤ AIを活用して複数案を比較する
生成AIは、商品名づくりにも活用できます。
例えば、
- SEOを意識した商品名
- 女性向けの商品名
- ギフト向けの商品名
- クリック率を重視した商品名
など、異なる視点の商品名を短時間で作成できます。
ただし、AIの提案をそのまま採用するのではなく、自社の商品やブランドイメージに合わせて調整することが重要です。
⑥ 定期的に見直す
検索トレンドは季節や市場の変化によって変わります。
一度設定した商品名をそのままにするのではなく、
- 検索キーワードの変化
- アクセス数
- クリック率
- 売上
を確認しながら改善を続けることが大切です。
商品名も「育てる」という意識を持つことで、長期的な成果につながります。
⑦ 商品名だけで売上は決まらない
商品名は入口です。
しかし、お客様が購入を決めるのは、
- 商品画像
- 商品説明
- レビュー
- 価格
- 配送情報
など、ページ全体を見た上で判断しています。
商品名だけを改善しても成果が出ない場合は、商品ページ全体を見直すことが重要です。
編集長コメント|現場で一番多い「もったいない商品名」
楽天市場の店舗を診断していると、「もっと早く見直していれば…」と感じる商品名に数多く出会います。
特に多いのは、「伝えたい情報」と「検索される情報」が一致していないケースです。
店舗としてはブランドや独自性を打ち出したい一方で、お客様は「今すぐ欲しい商品」を探しています。
そのギャップを埋めることが、商品名改善の第一歩です。
実際には、商品名を見直すだけで検索流入やクリック率が改善し、その後の商品ページ改善によって売上が伸びるケースも少なくありません。
商品名は一度作って終わりではなく、市場や検索ニーズに合わせて定期的に見直していくことをおすすめします。
ECニュース解説|AI検索時代は「商品情報の質」がますます重要に
EC業界では、AIを活用した検索やレコメンド機能が進化しています。
これからは、単にキーワードを並べるだけではなく、AIが商品を正しく理解できるような情報設計が重要になります。
そのため、
- 商品名
- 商品説明
- スペック
- カテゴリ
- レビュー
まで含めて、一貫性のある商品情報を整備することが求められます。
AIを敵と考えるのではなく、「より見つけてもらうためのパートナー」として活用することが、これからのEC運営では大きな強みになるでしょう。
まとめ
楽天市場の商品名は、SEO対策だけでなく、売上を左右する重要な要素です。
今回ご紹介した7つの法則は、どれもすぐに実践できる内容です。
まずは、自店舗の主力商品を一つ選び、
- 検索される言葉になっているか
- 商品の特徴が伝わるか
- 読みやすいか
- クリックしたくなるか
という視点で見直してみてください。
小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながります。
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